はじめに
人は動物や植物が自己の命を賭してもたらしてくれる食物資源によって、健康を維持、増進させ、長寿を全うしています。
このことを単なる「食物連鎖」、「自然界の法則」と看過してしまったのでは、人のために命を賭してくれた動物、食物に申し訳ないばかりではなく、厳粛に受け止めるべき現実からの逃避でしかないと言わざるを得ません。この現実に真正面から立ち向かい命を賭してももたらしてくれる恵みを最も有効に利活用する努力を惜しまないことこそが、恩に報いる唯一の道でしょう。
わが畜産副産物業界は、動物からもたらされる資源を有効活用することに日夜邁進しています。地道ではありますが、ひたむきな業界です。
副産物の種類
生体から枝肉を生産したあとに副産物が残り、さらに原皮を取り除いたものが副生物です。食用のものは畜産副生物卸売業で取り扱われています。以前は、モツ、ホルモンといった業界用語で呼ばれていたものの統一名称です。副生物は可食臓器類と不可食臓器類とに分けられます。
わが国における食肉の食文化の遅れは殺生を禁じる仏教の影響が大きいといわれていますが、食肉よりも更に後進の畜産副産物の家庭内における消費がほぼ定着したのは昭和30年代であす。食用、非食用を問わず、新たな利用価値の開拓には大きな可能性を秘めています。
副産物の将来性
新規用途の開拓を阻害している要因に食用の場合には臭いや色があり、非食用の場合には鮮度保持の困難性があげられますが、研究のメスが十分入らない分野だけに「眠れる宝の山」という見方が強いと言えましょう。
「畜産副生物という部位名称の呼び名の由来」
「畜産副生物」の名称は社団法人日本畜産副生物協会が設立される時に学術的な観点からつくられた造成語で、それまでは、関東では「モツ」、関西では「ホルモン」などと呼び、全国統一的には「内臓」という解剖学的な呼び方をされていたこともあって、今だに「畜産副生物」という名称は業界筋にも消費者にも正しく理解されている状況ではありません。
畜産副生物の部位ごとの名称をみると、従来から業界で一般的に使われていた名称が現在の統一名称の元になっていますが、その名称は色や形からくるイメージが呼び名となっている場合が見受けられます。例えば牛の第3胃を「センマイ」と呼ぶのは、胃の内側に何枚ものヒダが重なり合っていることから呼称されています。また小腸を「ヒモ」と呼ぶのは、その形が長いヒモ状をしているからです。
畜産副生物の流通量(推計)
畜産副生物の流通量は、食肉の消費量に比例して増減してますが、その傾向は、1974年頃から増加の一途をたどっていた食肉の消費量が1990年頃から下降カーブを取り始めたことに伴い、畜産副生物の流通量も減少しています。
日本と欧米の畜産副生物の消費の違い
日本が古来から「瑞穂の国」と言われるように、おいしいお米を主食に魚と野菜を副食として栄えてきた食文化を持つ民族であるのに対し、欧米は開拓時代から狩猟で得た食肉とパンで暮らしてきた民族で食文化が基本的に違っていることを念頭において消費実態の相違を検証してみる必要があります。
欧米では、諺で言われる表現に「牛豚1頭のうち、利用しないのは鳴き声だけだ」というのがありますが、肉も内臓も血の一滴に至るまで余すところなく利用しているのに対し、日本では昭和30年代から一般大衆に消費され始め、その特性、栄養価、調理方法の普及宣伝の継続と加工品の供給等によって、徐々に消費が拡大し、平成4年に爆発的な嵐を呼んだ「モツ鍋」ブームをきっかけに家庭内におけるテーブルミートとして需要が定着してきたのが、日本における畜産副生物の消費実態です。
畜産副生物消費の今後の予測
食材としては値ごろ感があり、栄養価も高く、味も個性も調理人次第というバラエティ豊かな食材が、食文化や宗教に根ざすといわれる日本人の偏見から抜け出した時に、欧米並みの消費市場における地位を確立できるものと信じます。 栄養価やメニューについては別の頁をご覧下さい。
原皮とは
原皮の処理と生産量
牛や豚から食肉を生産するときには、皮や骨や内臓類などが副産物として出てきます。
もちろんこれらはすべて「なまもの」であり、できるだけ速やかにそれぞれのものに適した処理をしないと腐敗して資源としては利用できなくなるばかりでなく、公害を引き起こす原因物質に変身することとなりかねません。
皮の場合は、その多くは皮の内側に付着している肉や脂肪のすべてをすき取り、塩をまぶして、腐敗しにくい処理を施して輸出したり、国内製革業者に販売する方法と、インド、アフリカ、中国などで行われている天日乾燥又は風乾による方法とが代表的な処理であり、これらの処理が施された牛又は豚の皮を「原皮」と呼びます。
革のできるまで1
【製造工程例】 (各水洗工程は省略しました) |
原皮
牛皮、馬皮、羊皮、やぎ皮、豚皮などのほかに、は虫類や両生類の皮。一般に成牛皮、馬皮などのように25ポンド以上ある厚くて大きく、重い皮はハイド。小牛皮、羊皮などのように薄くて小さく、軽い皮をスキンと区別している。 |
1.水漬け
皮に付着している血液や汚物などを取り除き、脱水された水分を補い生皮の状態にもどし、後の薬品処理をスムーズに行うのに重要な工程。 |
2.裏打ち
裏打機(フレッシングマシン)を用いて、皮の肉面(裏面)に付着している肉片や脂肪を取り除く。 |
3.脱毛・石漬け 石灰乳に浸透させ、アルカリにより皮を膨潤させ皮のコラーゲン繊維をほぐすと共に、毛・脂肪・表皮層を分解除去する。皮革独特の柔軟性を得るのに役立つ。ドラム、パドル、脱毛機(アンヘアンリングマシン)を使用。消石灰、硫化ナトリウム(ソーダ)、水酸化ナトリウム、界面活性剤。役48時間以上。処理はpHは12~13。 |
4.分割
分割機(スプリッティング、バンドナイフマシン)を用いて皮を所定の厚さに銀面(表面)側と肉面(床皮)側の二層に分割する(なめし後に分割する場合もある)。床皮は床革のほか食用、工業用医療用コラーゲン製品として多方面に利用される。 |
5.垢出し
脱毛、石灰漬けの段階で除去し切れなかった毛根などを取り除き、銀面をきれいにする。垢出機(スカッティングマシン)または銓刃を用いて圧出除去する。 |
6.再石灰付け
石灰乳に再浸漬し、アルカリによる皮のコラーゲン繊維のからみをほぐす。ソフト革やスエード調革には不可欠。 |
7.脱灰・酵解 脱毛、石灰漬け、再石灰漬けで皮中に残存した石灰を取り除く。これにより石灰漬裸皮(強アルカリ、pH12以上)を中和し(pH8付近)、なめし作業(酸性側、(pH3)における鞣剤の浸透を容易にする。酵解(ベーチング)とは、タンパク質分解酵素により不要なタンパク質を分解除去し、銀面をなめらかにする。 ドラム、パドル。 硫酸(安)、塩酸、乳酸、重亜硫酸ナトリウム(ソーダ)及び酵解剤など。 1~2時間。 pH:8~9. |
8.浸酸
鞣し処理に使う薬品は酸性でないと溶けないので鞣工程に先立って皮を酸性溶液中に浸漬して、鞣剤の吸収に 適する状態にする。 |
革のできるまで2
【製造工程例】(各水洗工程は省略しました) |
9.クロムし クロム鞣剤(三価)を皮に浸透させコラーゲン繊維と結合させ、耐熱性(40~100℃)などの耐久性を与える。他にもタンニンなめしといった方法もあります。 ドラム。 クロム鞣剤、ソーダ灰、重炭酸ナトリウムなど。5時間以上15~20時間。 pH:3~4. |
10.水絞り 革中の余分な水分を水絞り機械により絞り出す。 |
11.シェービング シェービングマシンで革の肉面を削り、一定の厚さに調節する。 |
12.再鞣 各種用途(靴や衣料、袋物用革など)に最も適した性質の革を作る為にはクロム鞣しのみでは不十分であり、合成鞣剤や天然の植物タンニン剤を使って、用途に応じた特性を与える。 |
13.中和 革中の酸をアルカリにより中和し、染料や加脂剤の浸透が均一になるように調整する。 ドラム。 重炭酸ナトリウム、ギ酸カルシウムなど中性酸。 30分~2時間 |
14.染色・加脂 染料を用いて革を希望の色に染める。染料の基本要件は、色、溶解性及び皮革への染着性であり、これら要件を備えた染料を使用して素材を着色するのが染色である。 一般に酸性染料、直接染料などは陰イオン性で、中~弱酸性で革または革タンパク質に良く染まる。 また、加脂は精製された生油や合成油脂を用いて、革に柔軟性や豊満性などの感触の特性を付与する。 |
15.水絞り・伸ばし 機械(サミング・セッティングマシン)により、革中の余分な水分を絞り取り、革を伸ばす。 |
16.乾燥 革中の染料や加脂剤を固着させるために乾燥する。自然乾燥あるいは熱風乾燥する。革の感触にとって直接的に影響する重要な工程。 ガラ干し乾燥機、ガラス張り乾燥機、ネット張り乾燥機、真空乾燥機など。 |
革のできるまで3
【製造工程例】(各水洗工程は省略しました) |
17.味入れ 革に適当な水分を与え、もみほぐし易くする。 |
18.ステーキング ステーキングマシンにより革をもみほぐし、柔軟性や弾力性を与える。 スローカム、ステーキングマシン、ベーカー・ステーキングマシン、バイブレーション・ステーキングマシンなど。 |
19.貼り乾燥 張板に釘張りするか、網板上にトグル張りし、平らな状態に乾燥させ味(水分)を除去する。ガラス張りの場合は不要。 ネット張り乾燥機など。 |
20.縁断ち 製品に仕上げるのに不必要な革の縁廻り、その他を縁だちする。 |
21.銀むき スエードなどにする場合、バッフィングマシンを用いてサンドペーパー掛けを行う。銀むきされた革はブラッシングマシンにより 除塵される。 |
22.塗装 外観の美しさを色と艶で強調するとともに、革の耐久性を得るように塗料などで銀面を塗装する。 手塗り機具、手吹きスプレー、自動スプレー装置、カーテンコーターなど。 各種バインダー、各種ラッカー、顔料、染料など。 |
23.艶出し・アイロン・型押 機械により表面を艶出し、またはアイロンする。必要により型押しまたはモミ作業を行う。 グレージングマシーン、ロールアイロン、油圧プレス、ボーディングマシンなど。 |
24.計量 計量機にかけて革面積を計量する。単位は国内向けのデシと海外向けのスクェアーフィートの2種類がある。 ピン式計量機、光電式計量機。 |
製品革 甲革、底革、袋物用革、衣料革、エナメル革、工業用革など各種一次製品革。 |
原皮の用途
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レンダリングとは
我が国における肉骨粉の利用について
現在、我が国では、科学的知見に基づき、安全性が確認された肉骨粉のみを厳格なリスク管理のもとで飼料・肥料等に利用しています。 |
○ | BSEの原因とされる異常プリオンが蓄積されやすい牛の部位については、と畜等の段階で完全に分離し、全て焼却処分されており、利用される事はありません。 |
○ | 牛の飼料を製造する工場は、鶏豚飼料の製造工程と完全に分離しているため、全ての動物由来の肉骨粉等が牛の飼料へ混入することはありません。 |
○ | 肉骨粉の飼料・肥料等への利用に当たっては、決められた方法で肉骨粉の製造、輸送等が行われていることを独立行政法人農林水産消費安全技術センターが確認しています。 |
○ | 利用することのできない(安全性が確認されていない)肉骨粉については、全て焼却処分されています。 |
肉骨粉のリスクマネージメント
1.レンダリングとは
レンダリングは、アメリカの食肉加工業からきた言葉で、脂肪を溶かし精製して油脂にするという意味です。牛や豚などの家畜から食用となる肉類を除いて、直接食用にできない脂肪は、熱を加えて溶せば、牛脂やラードなど馴染みのある食用の油脂に、また石けんなどの原料にもなります。油脂を生産した後には、絞りかすとなる肉粉といわれる副産物ができ、ペットフード原料などに利用できます。 この他に食肉加工業では、骨や内臓などの不可食部位が発生しますが、これらはまとめて熱処理によって、油脂と固形分(蛋白とカルシウムなど)が生産されます。油脂は石けんなどの工業用と家畜の飼料に利用され、固形分は肥料や飼料に利用できます。 |
牛はBSEが発生し大きな問題となりました。牛は、と畜場でBSEの検査を受け安全性が確認されたものが食用等に利用されますが、BSEのリスクが高い特定危険部位は、適切に除去し処理された後に、焼却されています。更に、牛の肉骨粉等についても一定以上の温度気圧で処理され、安全性が確認された蒸製骨粉等を除き、安全性が確保されていないものは全て焼却されています。従って市場に出回る鶏、豚の肉骨粉等には混入されることはなく、これらの利用では安全性が確保されています。
このようなレンダリングをおこなうレンダリング産業は、アメリカやヨーロッパのみならず畜産業や食肉加工業がある国々では必ず必要な産業として生産活動を行っています。また、畜産業や食肉加工業を支える産業であるとともに、生産された製品は多くの用途に供給するという役割も担っています。 |
2.レンダリング産業とは
わが国のレンダリング産業は、BSE発生以降、大きく変貌しています。それは、BSEによる食と飼料の安全性を確保するために、プリオンが蓄積しやすい特定危険部位が混入して処理されないように、牛の特定危険部位を適正に除去して処理するとともに牛、豚、鶏など畜種別に処理する体系が全国に整備されたことです。 これによって、今から供給される肉骨粉を原因とするBSEの発生は未然に防止されています。レンダリング産業は、原料と製造方法により大きく4つに分類されます。1)畜産動物油脂製造業 牛や豚の脂肪を原料として、牛脂やラードを生産するのが動物油脂製造業です。1部には鶏の脂肪を原料として、鶏脂を生産する製造業もあります。食肉加工業や食肉店から脂肪が集荷されていますが、食用となるために鮮度を維持して工場まで運ばれます。集荷された原料はその日のうちに熱処理が行われ、油脂中の不純物を取り除いて、油脂が生産されます。アメリカでは、このような油脂製造業をファット(脂肪)レンダリングといわれています。 |
2)獣畜処理製造業 牛や豚、鶏の不可食部位を専門に処理するのが獣畜処理製造業です。この製造業でも集荷された原料は、約130℃以上の熱処理が行われ、油脂と固形分が生産されますが、畜種別に処理するラインが整備されていますので、ライン別で用途が異なります。牛の処理では、油脂は蛋白等のきょう雑物が除去され、工業用や飼料用になりますが、肉骨粉はBSEの危険性を排除するために焼却されます。豚と鶏は、BSEとは関連がありませんので、肉骨粉は飼料用、肥料用に利用され、油脂は工業用や飼料用に利用されます。 この製造業は、生産された製品が家畜の飼料となることから、リサイクル産業といわれています。有効な資源を適切に処理することによって、価値のある製品を生産するという畜産業にとって重要な位置を占めています。アメリカでは、この業種をアニマルレンダリングといわれています。 |
ここで生産される牛脂は、国際獣疫事務局(OIE)が定める基準に従っているため、安全性が確保されています。 |
3)フェザー処理業と蒸製骨粉製造業 鶏にはフェザー(羽)がありますので、その処理は別ラインで熱処理が行われて、フェザーミールが生産されます。この用途は、飼料用や肥料用となります。 牛の骨粉はリン酸肥料としての価値が高いために、有機質肥料として貴重な供給源でしたが、BSE発生で一時中断しました。しかし、特定危険部位が除去されるとともに、国際獣疫事務局(OIE)が定める不活性化条件(蒸製処理:133℃、3気圧、20分)よりも厳しい条件で処理されていること、国が定めた製造基準に適合すること、流通では飼料用に混入しないことなどを条件に蒸製した牛の骨粉は肥料に利用されています。 |
4)死亡牛処理業 24か月齢以上で死亡した牛は、BSEの浸潤状況の把握、清浄性の確認等をおこなうため、BSE検査が都道府県にある家畜保健衛生所の職員により実施された後に、BSE陽性牛等は焼却処分されます。BSEフリーの死亡牛等は処理して、肉骨粉及び油脂は焼却されます。 また、食肉店などでは枝肉を取り扱っていますので、危険部位に準じるとみなされる牛のせき柱が発生しますが、別に集荷して産業廃棄物処理場死亡牛と同じラインで処理されます |
3.レンダリング原料と製品の特徴
(1)食用としての原料
レンダリングの原料は多岐にわたりますが、特に豚の骨や脂肪は、わが国の食文化の代表であります「ラーメン」のスープ原料として重要となっています。また、さまざまな食品の隠し味となるエキス(天然調味料)製造にも、豚や鶏の骨が用いられています。このようにレンダリング処理される原料には、食用加工になるものが含まれています。
(2)レンダリング原料
レンダリング原料は、食用になる原料を除いて、製品となる油脂や蛋白の品質を確保するために、原料の鮮度を維持するよう運搬され、工場ではその日のうちにレンダリングするという工程をとっています。
(3)食用・工業用としての油脂
食用油脂製造業での牛脂や豚脂などは食用加工油脂となりますが、これは油脂加工業によってマーガリン、ショートニングなどを生産する原料となります。また、豚脂はさらに精製されラードとなり揚げ物用となります。工業用加工油脂は、脂肪酸分解されて石けんやゴム添加剤などに利用されています。
(4)飼料用・肥料用としての蛋白
レンダリングでは、油脂のほかに蛋白やカルシウムの固形分が生産されますが、これは穀物からでは不足する栄養分を供給しており、家畜用の飼料やペットフード、養魚用飼料となります。また、有機質肥料として、有機栽培の野菜などの肥料となります。
4.レンダリングの役割
レンダリング産業は、直接食用にならない未利用な資源を熱処理することで、さまざまな分野で有効に利用できる油脂や蛋白製品を生産するという役割を担っています。未利用資源をそのままにしていれば、生ものですので腐敗するため、適切に処理することが極めて重要です。このため食肉加工業は、レンダリング産業が存在しなければ、食肉を供給することができません。また、畜産業では、死亡牛を適切に処理することをレンダリング産業がになっているため、畜産業はレンダリング産業に支えられています。
レンダリングによる製品は、多岐にわたる分野に利用されますが、畜産業の飼料となることから、リサイクル産業として畜産・食肉加工業とともに重要な位置を占めていることになります。BSEの危険性を除去するために専用ラインを整備し、そこで処理することより、安全な油脂や蛋白を生産し、各分野に供給するという役割は循環型社会の形成において先駆的な位置にあるといえます。
なお、ここでの食肉加工業とは、食肉センター・と畜場・食肉卸売市場など総称する言葉として用いています。